当院ブログでお伝えしてきた「近視の話」を一冊にまとめました― 謎のブロガーM ―
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こんにちは、ひそかにこのブログを綴っている謎のブロガーMです。
『目が離せない眼の話 I ― 見逃されやすい眼のサイン ―』に続き、このたび第2巻となる
『目が離せない眼の話 II
― なぜ近視になるのか、なぜ進むのか、そして、どうすれば抑えられるのか ―』
をKindle電子書籍とペーパーバック(紙版)で発売いたしました。
当院ブログでこれまでお伝えしてきた近視の話に、日常診療でよく受けるご質問や、近年の研究でわかってきたことを加え、近視について一冊にまとめました。
その近視、
本当に「仕方がない」で済ませていいのでしょうか?
「近視は遺伝だから止められない」
「スマホばかり見ているから悪くなった」
「視力回復トレーニングで治るらしい」
近視について調べると、さまざまな情報があふれています。
しかし、
なぜ近視になるのか。
なぜ進んでしまうのか。
そして、どうすれば抑えられるのか。
これらについて、体系的に説明される機会は決して多くありません。
本書『目が離せない眼の話 II
― なぜ近視になるのか、なぜ進むのか、そして、どうすれば抑えられるのか ―』は、
近視を単なる「視力低下」としてではなく、
眼の成長という視点から理解するための一冊です。
成長期の眼は、網膜に入る見え方の情報を手がかりとして、その長さを調節しながら成長しています。
本書では、その仕組みをできるだけ分かりやすく解説しています。
また近年、近視研究は大きく進歩し、
・なぜ近くを見る時間が長いと近視が進みやすいのか
・なぜ屋外活動が近視予防に有効なのか
・オルソケラトロジーや低濃度アトロピンはなぜ効くのか
といった疑問について、多くのことがわかってきました。
一方で、
・バイオレット光
・レッドライト治療
・視力回復トレーニング
など、話題になっているものの評価が定まっていないテーマも存在します。
本書では、それらについても現在の医学的エビデンスをもとに整理しています。
■ 本書で扱う主なテーマ
・なぜ近視になるのか
― 眼の成長と視覚入力の関係 ―
・なぜ近くを見続けると近視が進むのか
― 調節ラグと軸外収差という2つの「誤った成長信号」 ―
・近視対策の本質は何か
― 眼を鍛えるのではなく、環境を整えるという考え方 ―
・オルソケラトロジー
― 見え方そのものを変える治療 ―
・多焦点眼鏡・多焦点コンタクトレンズ
― 見え方を分ける治療 ―
・低濃度アトロピン
― 成長信号そのものに介入する治療 ―
・バイオレット光(VL)と近視抑制
― 話題の研究をどう読むか ―
・レッドライト治療
― 新しい近視治療をどう考えるか ―
・「空を見ると視力が回復する」は本当か
・近視は遺伝だから仕方ないのか
・視力回復センターをどう考えるか
■ この本の特徴
・近視の原因から予防・治療までを一冊で体系的に理解できる
・近視研究の最新知見を一般向けにわかりやすく解説
・医学的な正確さと読みやすさを両立
・治療の仕組みを「なぜ効くのか」から理解できる
・エビデンスの強いものと弱いものを区別して解説
■ こんな方におすすめです
・お子さんの近視が進んでいる方
・近視治療を始めるべきか迷っている方
・オルソケラトロジーやアトロピンについて知りたい方
・近視に関する情報が多すぎて何を信じればよいか分からない方
・近視とは何かを根本から理解したい方
近視は、
完全に防げないこともあります。
しかし、
なぜ進むのかを理解し、
適切な環境や治療を選ぶことで、
その進行を緩やかにできる可能性があります。
正しく理解することは、
過剰な期待を持たないためにも
不必要に悲観しないためにも
大切です。
本書が、
近視について考えるための確かな道しるべとなれば幸いです。
